建設業団体史を読む
内山尚三博士といえば建設関係では著名な方である。
工事請負を学ぶ方や仕事に携わる方であれば、その
功績を知っている。当方で所有する「建設業団体史」
【㈱建設人社/平成9(1997)年5月14日】序文
で晩年の氏は札幌大学学長を辞め法政大学名誉教授、
建設調査会理事長であった。なぜ内山博士を著名人
というかといえば、氏は、戦後に「建設業法」原案
を策定した一人である。また明治期より終戦後まで
纏まっていなかった建設業界を法的に根拠づけた。
「許可規制」「請負契約」「紛争処理」「施工技術」
「経営事項審査」「中央建設業審議会」などである。
そして「建設業者団体」も含まれる。この書の序文
で「(省略)さらに建設業は大手企業と中小企業との
深刻な対立があり、しかもそれは建設工事量と企業
数のアンバランスにもとづくものであるので、現在
起こっている問題でなく、遠い昔から存在している。
したがって建設業はいろいろな矛盾を抱えており、
その解決は容易ではないのである。(省略)」、という
氏の一節は現在への予知をしている。氏はこの書物
発行5年後に逝去された。会いたかった方である。
工事請負を学ぶ方や仕事に携わる方であれば、その
功績を知っている。当方で所有する「建設業団体史」
【㈱建設人社/平成9(1997)年5月14日】序文
で晩年の氏は札幌大学学長を辞め法政大学名誉教授、
建設調査会理事長であった。なぜ内山博士を著名人
というかといえば、氏は、戦後に「建設業法」原案
を策定した一人である。また明治期より終戦後まで
纏まっていなかった建設業界を法的に根拠づけた。
「許可規制」「請負契約」「紛争処理」「施工技術」
「経営事項審査」「中央建設業審議会」などである。
そして「建設業者団体」も含まれる。この書の序文
で「(省略)さらに建設業は大手企業と中小企業との
深刻な対立があり、しかもそれは建設工事量と企業
数のアンバランスにもとづくものであるので、現在
起こっている問題でなく、遠い昔から存在している。
したがって建設業はいろいろな矛盾を抱えており、
その解決は容易ではないのである。(省略)」、という
氏の一節は現在への予知をしている。氏はこの書物
発行5年後に逝去された。会いたかった方である。