2・26は人災
災いには大きく分けて天災と人災がある。天災は恒
に予防していても限りがある。最近の東日本大震災
(3・11)や中越地震、阪神淡路大震災(1・17)
が平成の事件だろう。また、今冬の雪害は、わが国
政治行政の永久課題である。ところで人災は予防が
可能である。人災の代表といえば大東亜戦争(太平洋
地域に限れば「太平洋戦争」ドイツ、イタリアとの
同盟をもとにすれば「第二次世界大戦の一部」)で
ある。その弾きがね、となったのが外交、経済での
諸外国との折衝である、と、かつて高校で習った。
国家と国家の契約である「条約」を遵守することは
大切である。しかし、相手の国家があることである。
かつて、卒論で「2・26事件」を書いた。芥川賞
作家松本清張の文芸春秋社「昭和史発掘」シリーズ
の面白い本に魅了されたからだ。簡単にいえば昭和
11(1936)年2月26日未明に皇道派といわれる陸海
軍の一部部隊が外交経済での国策に反対し、首相官
邸、警視庁などを、襲撃占拠、蔵相など大臣を暗殺
した内乱(テロ)であった。これが戦争への弾きがね、
という通説を、疑義発掘と書いた気がするからだ。
に予防していても限りがある。最近の東日本大震災
(3・11)や中越地震、阪神淡路大震災(1・17)
が平成の事件だろう。また、今冬の雪害は、わが国
政治行政の永久課題である。ところで人災は予防が
可能である。人災の代表といえば大東亜戦争(太平洋
地域に限れば「太平洋戦争」ドイツ、イタリアとの
同盟をもとにすれば「第二次世界大戦の一部」)で
ある。その弾きがね、となったのが外交、経済での
諸外国との折衝である、と、かつて高校で習った。
国家と国家の契約である「条約」を遵守することは
大切である。しかし、相手の国家があることである。
かつて、卒論で「2・26事件」を書いた。芥川賞
作家松本清張の文芸春秋社「昭和史発掘」シリーズ
の面白い本に魅了されたからだ。簡単にいえば昭和
11(1936)年2月26日未明に皇道派といわれる陸海
軍の一部部隊が外交経済での国策に反対し、首相官
邸、警視庁などを、襲撃占拠、蔵相など大臣を暗殺
した内乱(テロ)であった。これが戦争への弾きがね、
という通説を、疑義発掘と書いた気がするからだ。