曖昧さの魅力―内閣法制局

最近若い頃、読んだ本に眼を通す。「法制執務提要」

(学陽書房 元 法制局長官 佐藤達夫編)初版発行

昭和25年5月25日、第2次改訂版1刷、昭和62

年5月20日、とある。30代後半で、当方が当業を

初めて約10年経ち忙しく、くらしの目途がついた

頃である。多忙なときの学び方は、鋭い。この本の

魅力は実務者的に法制局長官経験者編さん、を新鮮、

臆病に読んだことである。霞ヶ関文学名人で実に巧

みな文書の達人、前職内閣法制局長官。許認可とは

権力者に権利を求め申請などにて権利を申請者が得

ることである。わが国制度では小さな内乱はあった

が諸外国のような「革命」や「植民地」にはならず

現在に至っている。これは海で囲まれ、島国という

地の利である。もう一つは人が住む場所を守るため

権力者に権利を委ねる気風があったのではないか。

そのため権力者に許認可の権力を持たせた。持てば

責任も背負う。そこで、権力者になりたくない者の

ため「曖昧さ」という知恵を創った。「裁量」は法律

用語でもあるが、通常も使う言葉でもある。曖昧な

日本語は国際標準にはならない。曖昧な法文が素敵。

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