旧暦七草の若菜
便利な世になった。新年を迎えても旧年から培った
信念を忘れてはならない。暦(こよみ)の意味である。
暦、というと史学とか思想哲学的に感ずる。しかし、
天文学である。地球儀を見て、信長ビックリ仰天の
太陽公転なのである。我々の住む地球が自転しつつ
太陽の周りを回っている、ということを自分中心の
人々に信じさせるのは大変であった。現在は、新暦
(太陽歴)のカレンダーである。明治5(1872)年に
改暦され翌6年より施行された。その暦は国際共有
できる。太陽の公転をわかっていたはずの信長から
300年わが国の国際化は遅れた。では改暦される
前の「旧歴」(太陰暦)とは、簡単にいうと、新暦の
約1ケ月前とみればいい。従って「正月」は12月
の初旬である。長年の慣習「しきたり」とは、人の
癖に似て良くも悪しくも治らない。たとえば「七草」
(ななくさ)は秋、収穫した豊穣の野菜を正月七日朝
食べる粥が江戸時代の食文化となった。「七草」は、
セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・
スズナ(かぶ)・スズシロ(大根)。この若菜は胃腸の腑
に良いからなのか、伊勢神宮では神々に供えている。
信念を忘れてはならない。暦(こよみ)の意味である。
暦、というと史学とか思想哲学的に感ずる。しかし、
天文学である。地球儀を見て、信長ビックリ仰天の
太陽公転なのである。我々の住む地球が自転しつつ
太陽の周りを回っている、ということを自分中心の
人々に信じさせるのは大変であった。現在は、新暦
(太陽歴)のカレンダーである。明治5(1872)年に
改暦され翌6年より施行された。その暦は国際共有
できる。太陽の公転をわかっていたはずの信長から
300年わが国の国際化は遅れた。では改暦される
前の「旧歴」(太陰暦)とは、簡単にいうと、新暦の
約1ケ月前とみればいい。従って「正月」は12月
の初旬である。長年の慣習「しきたり」とは、人の
癖に似て良くも悪しくも治らない。たとえば「七草」
(ななくさ)は秋、収穫した豊穣の野菜を正月七日朝
食べる粥が江戸時代の食文化となった。「七草」は、
セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・
スズナ(かぶ)・スズシロ(大根)。この若菜は胃腸の腑
に良いからなのか、伊勢神宮では神々に供えている。